ハンダごて・白光の FX-600(超お気に入り)

↑ 白光の FX-600、5年程前に購入した品だが、現在でも販売継続されている名機だと思う。
上は20年間程使用していた goot 製の電熱線式のハンダごて、私の古き戦友だ。

白光の FX-600 は、低価格な商品にも関わらず、セラミックヒーター付きであり、『手元でワンタッチに温度調節が可能』である点も非常に気に入っている。(こて先は交換してある)実の所を言うと、私がこのハンダごてを購入したのは、5年程前の事だったのだが、これを買うまでの私は、『20年程も前に購入した年代物の電熱線式のハンダごて』を使用していた。
(&自分でも【それで十分だ】と思っていた)


↑ 画像左・FX-600 のヒーター部分。電熱線仕様の物よりヒーター部分がコンパクト化されており、手元がこて先に近くなって、細かい作業がやり易い。画像右・FX-600 の温度調節ダイヤル、ダイヤルは数字の途中でも止められる

5年程前のある日の事、トランジスタ技術(だったと思う)の内容を読んでいて、衝撃的な記事文に出会った。そこには…(文は記憶に残っている限りで再現…なので意訳している点はお許しいただきたい)

『もしかすると、あなた達の多く(かなりの多数)は【ハンダごてはW数が大きい物が使い易い】と考えてはいないだろうか?そして、【年代物の電熱線式のハンダごて】を使用して満足していないだろうか?ハッキリと言うが、W数が大き過ぎるハンダごてを使用すると、ハンダを加熱し過ぎの状態になり、ハンダにとって余り好ましくない状況になってしまう。(事例の写真が載っていて&色々と説明が続く)
ご覧の様に加熱し過ぎのハンダの表面は白く細かいブツブツが発生し易く、また表面の美しいツヤもない。これは明らかにハンダに加熱し過ぎの兆候が現れている。【ハンダが溶ける温度は250℃程度が望ましい】のだが、ハンダが溶ける時にハンダごて先端の温度をかなり奪う。それにより【ハンダごて先端の温度は350℃程度の物がハンダ付け用途しては最適】となり、これ以上の温度が出るこてはW数が有り過ぎ…という事になってしまう。(温度調節機構を持つハンダごては、この限りではないが)
(この後、何Wくらいのハンダごてが良いのか説明が有ったと思うが、ハッキリとは覚えていない。まあ、使用するハンダ線材によっても、適温は変わるとは思うが…)
更に言うと、【年代物の電熱線式のハンダごて】を使用していると、最適状態にまでハンダこて先の温度が上昇するまでに時間が掛かり、また連続してハンダ付けを行っていると、ハンダごて先端の温度が下がり過ぎてしまい、快適なハンダ付けが行える温度から外れ易い…という事になってしまう。(特に水を含めたスポンジでこて先のハンダの掃除をしていると、この状態になり易い)電熱線式のハンダごての多くには温度調節機構は付いておらず、温度調節を行おうとする場合は、スポンジで温度を下げるくらいしか選択肢が残されていないからだ。それに対してセラミック発熱体を採用したハンダごてであれば発生する熱量が大きいために、こて先の温度変化に悩まされる事なく、作業を継続する事が可能になる。これはもう、技術で埋められる差ではないと思える。美しい最適な状態のハンダ付けを常に行いたいと思うならば、新しい機能を備えたハンダごてを使った方が良い。
以上の事から言うと、こて先の温度調節可能な、新型のセラミック発熱体を搭載したハンダごてを使うべきだと思う。何も高価なコントロールBOX付きのハンダごてまで買う必要はないと思うが(プロ用途ならば、話しはまた別だが)とにかく、【こて先の温度調節機構付きの、新しいセラミック発熱体を搭載したハンダごて】を購入するべきである。これにより、あなたのハンダ付けは、確実に変わると言えると思う。』

…これがおおよその記事の内容だったのだが…
グワーン!!!私はこの文を読んで、頭をハンマーで引っ叩かれた様な衝撃を覚えた。『これって、丸っきり私の事では?』と思えたからだ。もはや多くは語るまい(私にはその資格もない)。この文章に出逢えて良かったと思えた。そういう訳で、冒頭のハンダごてを購入してみた。使ってみると、確かにスイートスポットが長く使える…と言うか、ずーっと使い続けても、平然と作業が続けられる。もっと早く買っておけば良かった…と真剣に思える道具だった。それ以来、以前のハンダごてには戻れなくなってしまった(以前の物は愛着が有るので捨てずに取っては有るが…)。

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